貴方のキャリア(=生き方&働き方)を応援したい私のキャリア


松本結花(まつもとゆうか)

 

世代:仲間が多い団塊ジュニア世代

出身:愛知県一宮市(稲沢市在住)

職業:人材育成サポーター(キャリアコンサルタント、コーチ、研修講師として、人づくり、組織づくりのサポートを行っています)

 

『生物』の先生の影響を受け、進路を決める

高校時代、特別やりたいことはなかったものの『生物』が好きなら農学部かな‥と進路を決める。『生物』の先生が、とても楽しく面白そうに授業をしてくれた影響で、動植物の誕生や生きる仕組みに興味を持ちました。

 

大学を卒業後、研究職を目指して地方公務員(農学職)となる

農学部に進学するも、前半は中学、高校と続けてきたソフトテニス部に専念。3年時、部活の引退と共に植物病理学研究室に入り研究を始める。拮抗微生物(微生物が病原菌の増殖を抑制する)という興味深い研究テーマと、やればやるほど結果が出る『研究』というものに魅力を感じ、「生まれて初めてやりたいことが見つかった」と学生生活を2年延長。土壌病原菌の基礎研究に専念した後、「現場に近いところで研究がしたい」と地方公務員(農学職)となる。

 

ところが、最初の赴任地は県立農業大学校。「人前に立つ仕事なんて絶対にしたくない」と思っていたのに学生指導に従事することなる。(当時)見た目とは裏腹に、とても素直で人懐っこい学生に恵まれ、囲まれ、育てられ「仕事ってこんなに楽しいんだ」「今が私の青春だなあ~」などと感じながら働く。5年間で400名ほどの学生と接する中で、人の成長に興味を持つ。

 

初めての異動で念願の研究職に就く

希望を持って新たな職場へ出向いたものの、学生時代から思い描いていた理想とのギャップや、自信がないまま仕事を進めなければならない不安から、涙が溢れてくるように- 自分の仕事の価値や、自分自身の存在意義が分からなくなる。

転職を考えて保育士資格を取得。発達心理学などの学びを通して育ちの環境と自我(心)の形成に興味を持つ。

 

2年後、異動願いが通り、農業者や産地の課題解決をサポートする普及指導員となる

現場からは農業技術に関する情報提供(答えを示すこと)を求められる中、悩みながらも、答えを教えるのではなく『自分でできるように』、技術よりも『人づくりや仕組みづくり』を信条に、中山間地域での担い手育成、若手農業者の研究会活動の推進、農業者組織の活性化などに専念。

 

2011年、長年の課題であった人づき合いの苦手意識を克服するために心理カウンセリングを学び始め、同時期にコーチングに出会う

自らの心と行動の変化に、自分を知ることの大切さやコーチングの効果を実感。また、銀座コーチングスクールでの出会いや学びに感銘を受け、コーチとして生きることを決意。

さらに、酒井利浩氏の下でNLP(神経言語プログラミング)を学ぶことで、自分を認め、自分を信じて生きていくというぶれない軸を手に入れる。

 

「今の仕事もよいけれど、もっとやりたいことがある」

2014年3月に県職員を卒業(退職)

プロコーチ、講師としての活動を開始

同時に、念願の保育士業を経験。個性豊かな0~3歳児と過ごす中で、人は生まれた時から個性があり、それぞれに人を喜ばせる能力を持っているのだと実感

 
資格

・国家資格 キャリアコンサルタント

・国際コーチング連盟 認定コーチ(ACC)

・銀座コーチングスクール名古屋校 認定クラス講師

・NLPマスタープラクティショナ-(米国NLP協会)

・TA(交流分析)カウンセラー

 

セッション実績(2020年9月現在)

・コーチング・セッション時間数 762時間

・セッション経験延べ人数 708名

・キャリアコンサルティング 545名

 

講座・セミナー実績

・銀座コーチングスクールレギュラークラス(名古屋校)

・人づきあいが楽になる:「伝え方」実践講座

・新たな自分に向かって一歩踏み出す:自分のための心理学

・社内リーダーのためのブラッシュアップ勉強会(定期開催)

・コミュニケーション能力向上演習(専修学校・短大)

・新任職員、管理職など階層別研修  他

 

信念

・悩みこそ可能性

・コミュニケーションは、学べばできるようになる

・自分の可能性を信じることができた時、世界は広がる

 

信条

・共に学び、共に成長

・できないことは伸びしろ

・自分を信じ、人を信じる

 

人となり

・見かけは柔らか。声も柔らか。話すと男前だと言われる

・コーチングを初めてから、アスリートに憧れている。フルマラソンを走る人を無条件で尊敬

・中日ドラゴンズを大応援中。選手一人ひとりのドラマ、チームの成長、若手選手の言動や、指導者と選手のかかわり等から、刺激を受けている

 

普通の家庭に育ち、両親に大切に育ててもらい、恵まれた道を歩んできたと思っています。それでも心の中は人それぞれ。誰もが、山もあれば深い谷も経験しています。

 

私は中学2年に摂食障害を発症してから数年間、心を閉ざし、口を閉ざして、人に興味を向けずに生きてきました。それは、自分自身を守るため。でも、結果として、心を開きたくても開けない、人とのつながり方が分からないまま大人になったように思います。

 

仕事を始めて数年後、「至らない自分」という感覚にさいなまれるようになってからは、「なるべく目立たないように生きていきたい」と、自分の存在を隠すように生きてきました。年齢を重ねるにつれて孤独感が増していき、生きづらいと感じるように-

 

そうした状況を変えてくれたのが、心理学やコーチング、NLPの学びと、そこで出会った人たちでした。自分と向き合うことの大切さと、人のありがたさ、人との関わりの大切さを知りました。

 

30代半ばにして『人は大人になっても成長するのだ』と自覚し、今では、自分も人もどこまでも伸びしろがあり、それが最高に面白いと思っています。時には、講師という立場で前に立たせていただくこともありますが、常に関わる皆さまと共に学び、私も一緒に成長してまいります。